経営方針

1.会社の経営の基本方針

当社は創業以来「缶詰は中身が見えないから、これを製造する人は正直者でなくてはならない」という信念のもと、ミカン缶詰やジャム・ママレード類の製造を原点としています。食品加工を単なる「ものづくり」ではなく「味づくり」と捉え、ビジョンである「フルーツで世界の人を幸せにする」の実現を目指し、お客様へ「おいしさ」「楽しさ」「やさしさ」をお届けし、めざす姿「フルーツのアヲハタ」の実現へ向けた取り組みを推進しております。

2.会社の利益配分に関する基本方針

当社は、株主の皆様に対する利益還元を経営上の重要課題の一つとして認識しております。利益配分につきましては、安定的な配当の継続を基本としつつ、利益成長に基づく増配も視野に入れ、収益性の向上と経営効率を高める取り組みに努めてまいります。また、内部留保につきましては、今後の経営環境および長期事業展開に対応し、成長分野への投資などに有効活用していきたいと考えております。

3.中長期的な基本方針と主な取り組み

当社グループは、2021年12月からの3年間の中期経営計画が終了しました。
厳しい逆風環境下ではありましたが、家庭用商品の2度の価格改定や生産革新、販管費抑制に取り組んでまいりました。 その中で積み重ねてきた経営体力や、明確になった経営課題を元に、新たに2024年12月から4年間の中期経営計画を策定しました。
2018年の創立70周年を機に掲げた、2028年ビジョン「フルーツで世界の人を幸せにする」をめざし、私たちの強みとなるリソースを活用することで、ジャム一極集中から脱却していく足場を創造し、成長へと繋いでまいります。
チェンジとしてビジネスモデル転換、チャレンジとしてブランド価値向上を、「フルーツのアヲハタ」の実現に向けて推進してまいります。

なお、本計画における取り組み課題は以下のとおりです。

  • 1. ジャム・スプレッド盤石化

    基幹のジャム・スプレッドは、マーケティングを強化、生産性と価値を磨き、シェアを盤石化します。

  • 2. フローズン育成・新領域開拓

    手ごたえを得ているフローズン商品を育成するとともに、新領域に挑戦することで、国内2つめの柱を構築します。

  • 3. 海外新展開

    国内向け原料供給拠点としてコストを磨くとともに、3つめの柱として海外市場での成長を目指します。

あわせて、持続可能な経営基盤の強化として、環境への配慮、心身の健康への貢献、人的資本価値の向上を進めていきます。

※ 注意事項

  1. 将来情報の取り扱い

    当社が開示する業績予想、戦略、方針、目標等のうち、歴史的事実でないものは、将来の見通しに関する記述であり、これらは、当社がその時点において入手可能な情報および合理的であると判断する一定の前提に基づいて作成したものであります。従って、実際の業績等は様々な要因によって予想と大きく異なる可能性があります。
  2. 投資判断について

    当社の行う情報開示は、当社グループへのご理解を深めていただくことを目的としており、投資勧誘を目的としたものではありません。投資に関する決定は、ご自身の判断において行われるようお願いいたします。なお、内容の正確さについては細心の注意を払っておりますが、掲載された情報の誤りやデータのダウンロード等によって生じた問題に関しまして、当社は一切責任を負うものではありませんので、ご了承ください。