アヲハタでは、品種開発の「育種」事業も展開しています。「育種」とは、異なる性質を持つイチゴを掛け合わせて、新しい品種をつくりだすこと。原料を安定的に供給できることはもちろん、今後もより魅力的な商品を開発しつづけるためのカギを握る事業です。
味づくりでめざしているのは、加熱・加工しても「良い香りが残る」「色が鮮やか」「粒残りがある」品種。さらに今後は、病気に強く農薬の使用量を抑えられる品種や、ヘタが取れやすく収穫・加工時に作業者の負担を減らすことのできる品種の開発なども視野に入れています。
「育種」の現場
「育種」事業は、「育苗」と同じ中国・山東省の研究所内で行われています。
育種素材
世界各国から集めた育種素材(品種開発の元になるもの)を200種類ほど所有。
選抜した品種を試験栽培
交配・栽培を行い、優秀な株を選ぶ「選抜」を繰り返していく。
新品種誕生までの道のり
新しい品種開発に成功する確率は、たったの10万分の1〜1万分の1。 約10年の歳月を必要とします。