キユーピーとアヲハタがグループ再編を行います

キユーピーのパン周り商品販売事業をアヲハタが会社分割により 承継するとともに、キユーピーの連結会社となります。

2013.12.24

アヲハタ株式会社(本社:広島県竹原市・代表取締役社長:野澤栄一、以下「アヲハタ」といいます。)は、12月24日開催の取締役会において、キユーピー株式会社(以下「キユーピー」といいます。)によるアヲハタの普通株式に対する公開買付けについて賛同の意見を表明することを決議しました。また、両社は現在キユーピーが手掛ける家庭用ジャム、ホイップ、スプレッド等のパン関連商品の販売事業を2014年12月1日に会社分割によってアヲハタが承継し、その対価としてキユーピーはアヲハタが新たに発行する株式を受け取る契約を締結いたしました。公開買付けの成立と会社分割の効力発生により、アヲハタはキユーピーの連結会社となる予定です。

1.目的

これまで、家庭用ジャム、ホイップ、スプレッドなどのパン関連商品は、アヲハタが生産機能、キユーピーが販売機能を担う体制を構築し、それぞれが各機能を高める事で売上及び利益の増大をめざしてきました。しかしながら、食品業界では低価格志向や原資材価格の高止まり等の厳しい経営環境が続く一方、消費者のライフスタイルも激しく変化しています。

両社は、アヲハタにおいて生産・販売が一体となった事業体制を構築することが、迅速な意思決定や商品開発、および独自の販売体制の推進を可能とし、市場競争力の向上につながるとの判断に至りました。

今回のグループ再編により、キユーピーは加工食品事業の強化および収益性の改善を、アヲハタはキユーピーの経営資源のさらなる活用による経営基盤の強化を図ります。両社は引き続き事業の拡大と企業価値の向上に一致団結して取り組んでまいります。

2.スケジュール

2013年12月24日 公開買付開始と会社分割(簡易吸収分割)契約の締結発表
 ・買付株数の下限と上限:1,355,600株~1,597,800株
2013年12月25日
~2014年1月29日
公開買付
 ・買付価格:普通株式1株につき1,510円
2014年12月1日 会社分割の効力発生→連結会社化
 ・キユーピーに割り当てられる株式数:普通株式1,192,000株
 ・アヲハタが承継する事業:パン関連商品の販売事業

3.概要

(1) 現在
 2013年12月24日現在、キユーピーはアヲハタを持分法適用会社としています。

(2) 本公開買付け実施後
 本公開買付けの実施後、キユーピーは、アヲハタ株式の35.48%~39.00%(注2)を保有する予定です。

(3) 本会社分割実施後
 キユーピーは、2014年12月1日を効力発生日として、本会社分割により、分割対象事業をアヲハタに承継させるとともに、対価として、アヲハタの普通株式の割当て交付を受ける予定です。この結果、実質支配力基準により、キユーピーはアヲハタを連結会社とする予定です。

  • 注1.

    分子はキユーピーの間接所有分を含め、分母はアヲハタの発行済株式総数(平成25年9月12日現在)から自己株式数(平成25年10月31日現在)を控除した株式数6,886,976株を用いて計算した所有割合となります。なお、小数点以下第三位を四捨五入しています(注2及び注3の計算でも同じです。)。

  • 注2.

    35.48%は本公開買付けにおいて買付予定数の下限としている株数の買付けを行った場合の所有割合、39.00%は買付予定数の上限まで買付けを行った場合の所有割合となります。なお、分母は注1と同様です。

  • 注3.

    分子は本会社分割の対価としてアヲハタの普通株式1,192,000株を取得した後の株式数、分母は注1の株式数に1,192,000株を加算した株式数を用いて計算した所有割合となります。

4.本会社分割実施によるパン関連商品(家庭用ジャム、ホイップ、スプレッドなど)の商流の変化

(1) 現在
 キユーピーは、パン関連商品の一部の生産をアヲハタに委託し、アヲハタから直接買い受けたものを、特約店等の第三者へ販売しています。

(2) 本会社分割実施(2014年12月1日)後
 会社分割実施後は、パン関連商品の販売機能がキユーピーからアヲハタへと移管され、パン関連商品の販売は主にアヲハタが担うことになります。

注4. 一部地域では、アヲハタはキユーピーへの販売委託による特約店等への販売を行うことを予定しています。

以上

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