自然の恵みをいかした食べ物、ジャム。
みなさんもジャムの手作りに挑戦してみませんか。
アヲハタから、コツを押さえたシンプルなおいしいジャムの作り方をご紹介します。
材料(出来上がり1000g)
イチゴは水洗いし、へたを取り、水を切っておきます。(イチゴの粒が大きい時は、半分に切っても良いでしょう。)
なべにイチゴを入れ、砂糖の半量の300gをまぶし、一時間ほどおいておきます。
容器
道具
※ボウルやなべは、酸で腐食しにくいステンレスやガラス製のものを使用します。アルミ製は使用しないでください。
【注意】ジャムはとても高温になります。「06.びんに詰める作業」からは必ず厚手のゴム手袋などで手を保護してください。
01.で準備したイチゴから水分が出てきたら、なべを火にかけ、ゆっくりと弱めの中火で徐々に加熱していきます。
全体が沸騰してきたら、イチゴが膨らむので、火を弱めて、イチゴの中の空気を追い出します。
そのまま弱火で5分ほど煮込みます。
調理のポイント
沸騰してからは、弱火でゆっくり煮込んでください。
火が強いと、イチゴの中の空気が勢いよくでて、吹きこぼれることがありますので、注意してください。
イチゴの中に糖分が入ると白っぽく透明になってきます。
イチゴが白っぽく軟らかくなったら、残りの砂糖を入れ、沸騰したら火を弱め、さらに5分ほど煮詰めます。
木べらですくって、少しとろみがでたくらいで火を止めます。
調理のポイント
砂糖が固まりになっていたり、底に残っていると、カラメルのように焦げてしまうので、よく溶かしてください。
火を止める。10~15分放置し、イチゴに糖分を浸透させます。
浸透時間を利用して、熱湯で容器のびんとキャップを温めておきます。
調理のポイント
糖分が浸透するまで、果実は浮いた状態です。時間をおくことにより、糖分が浸透し、均一な状態になっていきます。
強火で加熱し、沸騰しはじめたらレモン果汁を入れます。
全体がとろっとしたら火をとめ、表面に浮いている泡を取り除きます。
調理のポイント
ジャムは、殺菌するため必ず沸騰させてください。
沸騰により中の泡が上に押し上げられ、見た目もキレイなジャムができます。
「04.容器を温める」で温めたびんとキャップを使います。
びんの口より、5~10㎜下の位置までジャムを入れます。
ジャムが冷めると扱いづらくなります。熱いうちに手早くびんに詰めましょう。(目安:5分以内)
【注意】ジャムはとても高温になっています。作業をする際は、必ず厚手のゴム手袋などで手を保護してください。
調理のポイント
びん口に付いたジャムは、キレイに拭き取ってください。そのままキャップをすると、密封性が損なわれ、微生物が繁殖する原因となります。
キャップを軽く締めて、少しゆらします。
いったんキャップをゆるめ(シュッと音がします)、素早く締め直します。
調理のポイント
上部の空気を暖めて追い出すことで、酸化を防いだり、保存性を高めることができます。
びんに詰めたジャムを、約90℃のお湯に浸け、10分間殺菌します。
次に、約50℃のお湯に5分ほど浸け、あら熱を取ります。
最後に、水で約1時間冷却します。
調理のポイント
熱いので気を付けてください。急激な温度差を加えると、びんが割れてしまうので注意しましょう。
冷えると、ジャムは固まりだします。びんはまっすぐにおいてください。
お召しあがりになる前に
ジャムはゆっくりと固まります。次の日まで待ちましょう。
開封後は、必ず冷蔵庫(10℃以下)に入れ、清潔なスプーンなどを用いて、3週間を目安にお早めにお召しあがりください。
未開封なら、常温で1年間もちますが、保管場所は冷蔵庫がベスト。ただし、時間が経つと、色や香味が落ちてきてしまいます。