アヲハタ55ジャム・ユニバーサルデザインジャムびんがワールドスター賞を受賞しました。

2006.01.11

世界包装機構(WPO:World Packaging Organization)主催で、年に一回開催される世界パッケージングコンテストで、アヲハタ株式会社(社長:多智花 宏治 本社:広島県竹原市)と東洋ガラス株式会社(社長:小山 達治 本社:東京都千代田区)が共同で開発した「アヲハタ55ジャム」シリーズのユニバーサルデザインジャムびん「BF-UD170・BF-UD340」が、2005年度のワールドスター賞(食品部門)を受賞しました。

今回の受賞商品については、2006年4月、中国北京で開かれる「中国国際包装機械・加工機材工業展(パッケージング2006)」にて表彰式が行われます。

【1.受賞商品の特長】

商品名: 「アヲハタ55ジャム」シリーズ

○「アヲハタ55ジャム」シリーズの特長

「アヲハタ55ジャム」シリーズは、一般的なジャム(糖度約65度)と比較すると、低糖度(糖度約50度)の甘さの少ないジャムです。1969年(昭和44年)に世界で初めて保存料を使用しない低糖度ジャムとして発売しました。

「甘さの少ない低糖度」「13種類のバラエティー豊かな品揃え」「フルーツの粒残りの良いプレザーブタイプ」をコンセプトとしたジャムで、フルーツそのもののフレッシュな風味が特長の主力シリーズです。

2005年2月に、ジャムの濃縮(煮詰める)中の熱によるダメージを少なくし、水分と一緒に蒸発してしまうフルーツの自然な香り(おいしさ)を戻す新製法を開発し、17年ぶりの全面的なリニューアルをおこないました。

新製法の採用にあわせ、容器も新しく「ユニバーサルデザインジャムびん」を開発し、導入しました。

○ユニバーサルデザインジャムびん「BF-UD170・BF-UD340」の特長

  1. 瓶の上部に、持ちやすく、握りやすい「へこみリブ」を採用し、開けやすくしています。「へこみリブ」は人間工学に基づき設計され、力のかかる方向を考え斜め左下がりの形状としています。
  2. 瓶の上部に、「アヲハタ」「ジャム」という点字を入れ、より多くのお客様に判別しやすいようにしています。
  3. 一般的にガラスびんは、へこみリブや点字などの凹凸をつけると、びん重量が増加すると言われますが、今回はユニバーサルデザインに配慮しながらも、継続している瓶の軽量化を進めました。

【2.ワールドスター賞について】

○世界包装機構(WPO:World Packaging Organization)について

世界包装機構は、1968年に設立された包装分野における唯一の国際的な組織で、現在は世界65カ国が加入し、本部はスウェーデンにあります。

○世界パッケージングコンテストについて

世界パッケージングコンテストは、世界包装機構が主催し、世界の優れたパッケージとその技術を啓蒙、普及することを目的として実施されるコンテストです。包装技術では、最も権威のあるコンテストとして毎年1回開催され、優れた包装に対して「ワールドスター賞」が贈られます。

世界パッケージングコンテストには、各国や地域で開催されるパッケージングコンテストの入賞品が応募の条件となっており、日本からの応募資格は、社団法人日本包装技術協会主催の「日本パッケージングコンテスト」に入賞したものに限られています。

今回の「アヲハタ55ジャム・ユニバーサルデザインジャムびん」は、2005年6月に開催された「2005日本パッケージングコンテスト」において、ジャパンスター賞(日本商工会議所会頭賞)を受賞しています。

○ワールドスター賞について

食品、飲料、健康・化粧品、家庭用品、アウトドア・ガーデニング、医薬品など14分野に分かれています。判定基準は、内容物の保護、ハンドリング・充填・開閉・再封の容易さ、セールスアピール、グラフィックデザイン、品質、経済性・コストダウン、環境保護・リサイクル適性など10項目について採点され、一定以上の得点のものに対して「ワールドスター賞」が贈られます。